特別診療について
ブロック鍼について
矢島茂弘の最も得意とする神経ブロック鍼は、長年の上海中医薬大学、解剖教室での研究と臨床の経験から20年前から本格的に行われています。
椎間板ヘルニア、脊椎狭窄症で手術を受けることを不安に思っている方、怖くて迷っている方。
セカンドオピニオンとして、ご相談ください。
鍼治療は、基本的に自分の力で直すことを助ける治療です。
まずは、自分自身の治癒力を高めてみることをおすすめします。
1. 硬膜外神経ブロック鍼について
硬膜外ブロック(こうまくがい ぶろっく)は、背骨の下の方(腰椎)に鍼を入れ、脊髄を覆う「硬膜(こうまく)」の外側にある「硬膜外腔(こうまくがいくう)」に鍼を刺入しパルス通電して神経の炎症を抑えて痛みをとる方法です。
ブロック鍼は自然治癒能力を高める治療でもあります。痛いところの血行は悪いことが多く、痛みが続けば痛みの原因物質はどんどん貯留していきます。神経ブロックを行うと、痛いところの血管も拡張して血行は改善されます。神経ブロックで良くなった血行により、貯留していた痛みの原因物質は『洗い流されて』いきますので、頑固な痛みでも改善することに繋がります。
適応症状
椎間板ヘルニア、狭窄症などによる、腰から足にかけての痛み、しびれ、歩行障害。
脳卒中などに寄る麻痺、歩行障害、異常感覚など。
他にも、腰から足にかけての症状、冷え、怠さ、泌尿器症状など、さまざまな症状について効果が期待できます。
2. 星状神経ブロック鍼について
星状神経節(せいじょうしんけいせつ)
痛みの原因となる神経線維の末梢神経や交感神経節に対し、鍼で刺激するテクニックで、交感神経を抑制し痛みの伝達をブロックする。交感神経節ブロックとも呼ばれる。神経痛だけでなく顔面神経麻痺・突発性難聴・多汗症の治療などにも用いられる。
星状神経節は首の付け根付近にあり、ここには頭・顔・首・腕・胸・心臓・気管支・肺などを支配している交感神経が集まっているため、施術の応用範囲が広くあります。
適応症状
具体的には頸椎疾患、頸肩腕症候群、胸郭出口症候群、手術後交感神経依存性疼痛、CRPS(以前RSDと呼ばれていた疾患+α)、突発性難聴、顔面神経麻痺、帯状疱疹後神経痛等が、当院では星状神経節ブロックの適応疾患としています。
Q 治療費用について
状況によって異なりますが、1回あたり6,000円~8,000円です。
(1セット5回で30,000円)
Q どれくらいの治療回数が必要ですか?
治療内容によって大きく異なります。たった1回で良くなる方もありますが、1セット5回を何セット実施するかです。
継続するか患者さんと相談しながら決めていきます。
患者さんの声
腰椎椎間板ヘルニア
48才 男性 製造業
硬膜外神経鍼でヘルニアが消えた。
3年前ギックリ腰を発症以来、椎間板ヘルニアと診断され、2年半に及び整形外科、接骨院、カイロなどに通院していたが治らない為、手術を決意しました。手術目前に、職場の先輩から犬山鍼灸治療所を紹介されさて、思い切って受診したところ、思った程痛くもなく、安心して治療が受けられました。最初は週2回の治療を受けました。保険の更新で病院に行ってMRIを取ったところ、腰椎の4と5間に有ったヘルニアが消えていると医者から言われ驚きと感激でいっぱいです。現在も予防の為に治療は続けています。
腰部脊柱管狭窄症
70才 男性 建築業
根っからのゴルフ好きで、週2回以上ゴルフのラウンドをしていたが、1年前から徐々に脚の痺れと歩行障害が出始めて、ついに100メートル歩くのがやっとの有様でいた。
整形外科で診察の結果、狭窄症と診断され手術を勧められて迷っていたら、知人から犬山鍼灸治療所の中国針施術を紹介されて治療をはじめました。
最初は1日おきに通院して硬膜外神経ブロック鍼を受けたところ、10回目頃から、歩きがかなり改善されて、痛みも軽減してきました。唯一楽しみであるゴルフのラウンドも出来るまでに回復して来ました。
現在も軽い痺れがあるのと予防の為に週一回程度通院しています。
声帯ポリープ
45歳 女性 プロの歌手
半年前に歌手の生命である声が出なくなり、大学病院で検査したところ、ポリープが出来ているからと、摘出手術を勧められた。歌えなくなるのが怖く手術を断り、知人の紹介で犬山鍼灸治療所を訪れました。5回の星状神経ブロック鍼を受けたところ、声が出せる様になり現在もプロ歌手として活躍しています。現在も歌手生命を維持する為に通院治療を継続中です。